業務用ポータブル電源30選・ECOFLOW「DELTA PRO」新発売-丸紅エネブル蓄電池
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地震に台風そしてゲリラ豪雨と、日本は自然災害による被害が少なくありません。大規模な自然災害ともなると長時間の停電がつきものですが、そんなもしもの時に備えてバックアップ電源として蓄電池を導入する家庭や企業が近年増えています。今回はそんな蓄電池の中でも、ポータブル蓄電池やスタンドアローン蓄電池に注目していきましょう。
ポータブル・スタンドアローン蓄電池は、設置工事が不要、電力の充電・使用もコンセントと導入や操作が簡単である点が大きなメリットです。2021年においては、コロナワクチン用冷凍庫のバックアップ電源として需要が急増しています。今回は、ポータブル蓄電池やスタンドアローン蓄電池について、厳選した全20社計30モデルを余すことなく徹底的に解説していきます。
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蓄電池容量1.5kW以下のポータブル蓄電池3選
ポータブル蓄電池の中には、蓄電池容量が1.5kW以下の小型モデルもいくつかあります。蓄電池容量は小さいものの、小型で軽量なため持ち運びに向いており、幅広いシーンで蓄電池の活用を期待できます。ここでは、そんな小型のポータブル蓄電池について、以下3モデルを詳しくチェックしていきましょう。
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ポータブル蓄電池の中には、蓄電池容量が2.0kW未満の小型モデルもいくつかあります。蓄電池容量は小さいものの、小型で軽量なため持ち運びに向いており、幅広いシーンで蓄電池の活用を期待できます。ここでは、そんな小型のポータブル蓄電池について、以下9モデルを詳しくチェックしていきましょう。
- 新潟電子工業「NE-BAT1000B/Y」
- JVCケンウッド(Jackery)「ポータブル電源 BN-RBシリーズ」
- 本田技研工業「LiB-AID E500」
- プライム・スター「HUG400A」
- プロテクタ「ウルトラ電源 Volt Magic PB3000メガ」
- ハンセン・ジャパン「Linoc ポータブル蓄電池」
- ジェドスタイル「E.P.S mobile CUBE」
JVCケンウッド(Jackery)「ポータブル電源 BN-RBシリーズ」
JVCケンウッドがJackery(ジャクリ)社とパートナーシップを結んで提供している蓄電池が、「ポータブル電源 BN-RBシリーズ」です。JVCケンウッドといえば、ビデオカメラやイヤホン・オーディオなどのなどのAV機器で知られていますが、蓄電池専門のJackeryと組んで蓄電池も提供を始めています。
ポータブル電源 BN-RBシリーズの特徴は、蓄電池容量・重量の異なる3つのモデルをラインナップしている点でしょう。蓄電池容量が0.375kWh、重量3.6kgとポータブル蓄電池の中でも最軽量レベルで、手軽なコンパクトモデルの「BN-RB37-C」。0.626kWhとある程度の蓄電池容量がありながら重量6.5kgと重すぎず、ちょうど中間的な製品にあたるスタンダードモデル「BN-RB62-C」。
そして、BN-RBシリーズ最大の蓄電容量1.002kWh、1.0kVAの高出力でアウトドアなどさまざまなシチュエーションで使えるパワフルな「BN-RB10-C」の3モデルがあります。蓄電池容量・重量違いの製品が段階的にラインナップされているので、用途や予算に応じて好きな蓄電池を選べる点は嬉しいですね。
また、入出力ともにACコンセント・USBポートに加えて、シガーソケットポートも備えており、幅広い家電製品に対応しています。オプションの太陽光発電パネルで充電もできるので、屋外での利用時に便利です。加えて、ポータブル電源 BN-RBシリーズは、出力される電気が家庭で利用されている正弦波に極めて近く設計されています。そのため、接続する家電製品に負担をかけることなく、使える点もメリットの1つです。
このほか、ポータブル電源 BN-RBシリーズは、防犯分野において有益に活用できる製品として、一般社団法人防災安全協会より防災製品等推奨品として認証されています。さらには、BN-RB10-Cが防災防疫製品対象2021の非常用電源部門で最優秀賞を受賞しており、世間での評価にも裏付けされた性能を有するポータブル蓄電池と言えるでしょう。
型式 |
BN-RB37-C |
BN-RB62-C |
BN-RB10-C |
蓄電池容量 |
0.375kWh |
0.626kWh |
1.002kWh |
サイズ |
W231 × D168mm × H134 |
W300 × D192mm × H193 |
W234 × D333mm × H226 |
質量 |
3.6kg |
6.5kg |
10.9kg |
出力 |
0.2kVA |
0.5kVA |
1.0kVA |
保証 |
無償2年 |
無償2年 |
無償2年 |
希望小売価格(税抜) |
40,800円 |
68,000円 |
135,000円 |
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本田技研工業「LiB-AID E500」
本田技研工業は自動車やバイクで知らない人はいないメーカーですが、実はHonda蓄電機「LiB- AID E500」というポータブル蓄電池も提供しています。LiB- AID E500は2つのモデルをラインナップしており、どちらも蓄電池容量は0.377kWhで変わりません。その一方、2モデルでそれぞれ装備や価格が異なるため、用途に応じて選べる点がグッドです。
ラインナップの1つが安価でカラーバリエーションに富んだJN1、そして作業現場でも使えるように耐久性と拡張性に優れたJNWという2モデル展開となっています。
LiB- AID E500共通の特徴
JN1・JNWいずれのモデルも共通して、Honda独自の正弦波インバーターを搭載しています。そのため、家庭で使う電気と同品質の電気を供給可能で、パソコンなどの精密機械に接続しても問題なく使用OKです。さらに、コード・キットで2台を接続して使える並列運転機能や、発電機の不足電力を一時的に補うアシスト運転機能も備えています。並列運転機能では、LiB- AID E500同士を接続することはもちろん、Honda発電機とも接続が可能です。
また、Honda発電機とLiB- AID E500を並列運転していると、大きな起動電力で不足する消費電力を5秒間だけLiB- AID E500からアシストを受けられます。より大きな消費電力の大きい電化製品を使い場合でも、これなら大丈夫でしょう。また、LiB-AID E500を購入すると、いずれのモデルももれなくHondaの安心補償制度「Ho!」が無料でついてきます。
Hondaの安心補償制度「Ho!」は、対象製品を使用して第三者に損害を与え法律上の賠償責任が生じたとき、その賠償金を補償してくれる補償制度です。保証金額は、対人1億円・対物1,000万円までと充実しているので、LiB-AID E500を安心して使っていけますね。
JN1モデルの特徴
JN1モデルは、パワーレッド・ネオエナメルホワイト・ブラックの3カラーラインナップで、税抜価格が80,000円とJNWモデルより安価になっています充電はACコンセントに加えて、シガーソケットポートもあるので出先で自動車から充電もOKです。キャンプや海水浴などのアウトドアはもちろん、防災目的でも活躍してくれるでしょう。
JNWモデルの特徴
一方のJNWのモデルは、外装に特別な素材を用いた設計となっており、ガシガシ使える頑丈仕様となっています。本体コーナーには、衝突時の衝撃を和らげるエストラマー素材のプロテクターを完備。さらに、外装パネルには健在や自動車外装にも使われるAES樹脂パネルを使用しており、低温環境や紫外線劣化への耐性にも備えています。
さらにJNWモデルを購入すると、「LiB-AID E500 for Work接続機器補償」も付帯されます。購入後1年の間に、JNWモデルと接続した機器が使用中に故障や破損が生じた場合に、無償で補償してくれるものです。補償上限金額も50万円とかなり高額の電化製品も補償されるので、接続する機器に気を使わずに安心して使っていくことができるでしょう。
型式 |
E500(JN1) |
E500(JNW) |
蓄電池容量 |
0.377kWh |
0.377kWh |
サイズ |
W266 × D182mm × H203 |
W266 × D185mm × H226 |
質量 |
5.3kg |
5.6kg |
出力 |
0.3kVA |
0.3kVA |
保証 |
無償1年 |
無償1年 |
希望小売価格(税抜) |
80,000円 |
128,000円 |
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新潟電子工業「可搬型蓄電システム」
上記で紹介した「プロユースモデル」の開発メーカーである新潟電子工業は、「可搬型蓄電システム」という小型のポータブル蓄電池もラインナップしています。本製品はプロユースモデルと同様に、最大出力が大きく設計されている点が最も特徴的です。蓄電池容量は1.0kWhと小さいながらも、最大出力が2.0kVAとかなりの高出力となっています。電源投入時の起動電力が大きい家電製品、たとえば電子レンジや電気ポットも難なく使えるので便利でしょう。
また、給電ポートはAC100Vコンセントが2口と一般的ですが、充電については別売りの太陽光発電パネルからも可能です。充電できるのは太陽光パネルが発電する晴れた日中に限られますが、電源のない場所で蓄電池残量がなくなっても充電ができるのは非常に助かりますね。このほかポータブル蓄電池として嬉しいポイントが、その形状です。可搬型蓄電システムは旅行で使うキャリーケースと同じ作りになっているので、ちょっとした移動も楽にできます。
型式 |
NE-BAT1000B/Y |
蓄電池容量 |
1.088 kWh |
サイズ |
W356mm × D229mm × H559mm |
質量 |
約26 kg |
出力 |
定格1.0kVA 最大2.0kVA |
保証 |
- |
希望小売価格(税込) |
- |
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ナユタ「CUBOX mini」
「CUBOX mini」は、医療機器や車載用電源を手がける静岡県のメーカーであるナユタの小型ポータブル蓄電池です。CUBOX miniをはじめとするCUBOXシリーズに共通する最大の特徴は、電源波形が正弦波であるため供給される電力が非常に安定的な点にあります。家にあるコンセントから給電される電気よりも波形が良く、医療機器をはじめとする精密機器などにも利用できる点が大きな強みです。
また、CUBOX miniは16kgと軽量かつコンパクトなので、持ち運びにも向いています。加えて、使用しているリチウムイオン電池が日本製であるため安心して利用できるでしょう。給電に使うAC出力コンセントは、2口となっています。
型式 |
IPAC-D-500-U-LiT1 |
蓄電池容量 |
0.55kWh |
サイズ |
W120mm x D414mm x H445mm |
質量 |
16kg |
出力 |
0.5kVA |
保証 |
無償1年 |
希望小売価格(税込) |
- |
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プライム・スター「HUG400A」
上記で紹介した大容量の「HUG5100」を取り扱うプライムスターは、2.0kW未満の小型ポータブル蓄電池として「HUG400A」も展開しています。HUG400Aは、ジャパン・レジリエンス・アワード2019で最優秀レジリエンス賞を受賞している、評価の高いポータブル蓄電池です。
HUG400Aの特徴は、充電方法が3種類と豊富な点でしょう。ACコンセントからの充電に加えて、同社オプションの太陽光発電パネルからも充電できるようになっています。さらに、同社の車載接続型電源「HUG-CAR」を接続するもとで、自動車からHUG400Aに充電することも可能です。これだけ充電方法があるので、HUG400Aは小容量ながら実用性の高い小型ポータブル蓄電池と言えます。
また、HUG400Aは安全性にも優れた蓄電池で、PSE別表第九試験をヨーロッパ最大の第三者認証期間TUVで実施、認証を得ています。このほか耐火性テストや釘刺しテストなど、各種テストを問題なくパスしており、十分な安全性を確認されている安心のポータブル蓄電池です。なお、HUG400Aの蓄電池容量は0.39kWh、出力はUSBポートが12ポートとなっています。
型式 |
PR-HUG-400A |
蓄電池容量 |
0.39kWh |
サイズ |
W233 × D148mm × H284 |
質量 |
5.3kg |
出力 |
0.3kVA |
保証 |
無償1年 |
希望小売価格(税抜) |
150,000円 |
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プロテクタ「ウルトラ電源 Volt Magic PB3000メガ」
愛知県で防犯装置やカーアクセサリーを中心に取り扱っているプロテクタは、ポータブル蓄電池「ウルトラ電源 Volt Magic PB3000メガ」を販売しています。なんとこのウルトラ電源 Volt Magic PB3000メガは、同社がクラウドファンディングMakuakeで募集したプロジェクトをサクセスさせ開発したポータブル蓄電池です。
その安全性・機能性・利便性から、防犯分野で有益な製品として一般社団法人防災安全協会に防災製品等推奨品の認証も受けています。ウルトラ電源 Volt Magic PB3000メガは、蓄電池容量0.921kWhと小容量のポータブル蓄電池ですが、サブバッテリーを接続して蓄電池容量を増やせるシステムを採用しています。サブバッテリーは蓄電池容量が2.048kWhなので、本体と合わせて合計で2.969kWhとなり、ほぼ3.0kWhまで蓄電池容量を増量可能です。
もちろん、本体とサブバッテリーは容易に接続できるようになっています。自宅や事務所では据え置き蓄電池として使い、出先で使いたい時には必要な容量に応じて持ち運ぶといったように、フレキシブルに使っていけるでしょう。さらにウルトラ電源 Volt Magic PB3000メガは、小型のポータブル蓄電池には珍しく出力が2.0kVAと高出力に設計されています。アウトドアや避難所生活で必要な電気ストーブやドライヤー、電気ポッドなどが使用OKです。また、電動ノコギリや電動ドリル、コンプレッサなどの電動工具も問題なく使えます。
ディーゼル発電機のように騒音や煙の心配をしなくて済むので、屋外で電源を確保しにくい作業現場はもちろん、屋内も含めて使用現場を問わずに活躍してくれることでしょう。これに加え、オプションの太陽光発電パネルでも充電可能となっています。このほか、プロテクタは同じVolt Magicシリーズとして「PB 450 TOUGH」もラインナップしています。
型式 |
PB3000M(本体) |
PB3000M(サブバッテリー) |
蓄電池容量 |
0.377kWh |
2.048kWh |
サイズ |
W474 × D324mm × H326 |
W425 × D244mm × H252 |
質量 |
20kg |
20kg |
出力 |
2.0kVA |
- |
保証 |
無償1年 |
無償1年 |
希望小売価格(税抜) |
168,000円 |
231,000円 |
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ハンセン・ジャパン「Linoc ポータブル蓄電池」
「Linocポータブル蓄電池」は、ハンセン・ジャパンから2021年4月に発売されたポータブル蓄電池です。ハンセン・ジャパンは、太陽光発電システムやLED照明など創エネ・省エネ製品の設計・製造を中心に手がけるメーカーで、ポータブル蓄電池も取り扱っています。
Linocポータブル蓄電池の売りは、コンパクトサイズのポータブル蓄電池でありながらも蓄電池容量1.67kWh・出力1.5kVAと、それなりの蓄電池性能を有している点です。重量も17.1kgで持ち運び用の取手も備えているので、アウトドアやレジャー、防災などさまざまなシーンで十分に使っていけるでしょう。
また、Linocポータブル蓄電池はACアダプターとシガーソケットアダプターがセットになっており、コンセントに加えて自動車からも充電が可能になっています。さらに、オプションの太陽光発電パネルと接続すれば、発電した電力を充電もOKです。充電方法も豊富に用意されているので、バッテリー切れになってもすぐに対応できます。
そして、Linocポータブル蓄電池の特徴的なポイントとして挙げられるのが、保証年数の長さでしょう。なんと、無償で5年間も保証してくれます。据え置きタイプの家庭用蓄電池であれば5年〜10年保証は普通ですが、ポータブル蓄電池は一般に1年、長くても2年ほどであることがほとんどです。そのため、無償で5年保証が受けられるのはポータブル蓄電池を長く使っていく上でかなり安心で、Linocポータブル蓄電池の大きなアドバンテージといえます。
型式 |
FEM-PB1600 |
蓄電池容量 |
1.67kWh |
サイズ |
W400 × D200mm × H380 |
質量 |
17.1kg |
出力 |
1.5kVA |
保証 |
無償5年 |
希望小売価格(税抜) |
300,000円 |
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ジェドスタイル「E.P.S mobile CUBE」
ジェドスタイルは、上述した「E.P.S mobile POWER STATION」のほか、E.P.S mobile シリーズとして「E.P.S mobile cube」もラインナップしています。E.P.S mobile cubeの特徴は、優れた運搬性と操作性、そして豊富な充電方法などポータブル蓄電池としての使い勝手の良さでしょう。
蓄電池本体のほか充電架台も用意されており、本体を充電架台に収納しておけば、災害などによる浸水の影響を受けません。これなら、災害時の医療施設はもちろん、避難所などでも問題なく使っていけます。また、蓄電池本体の重量が11kgと軽量で、取手もついているため充電架台への収納と取り外しが簡単で、持ち運びするときにも負担がかかりません。
加えて、本体操作やバッテリー残量・充電状態などの確認も、備え付けの液晶パネルでできるので、非常時の暗闇でも問題ないユーザーフレンドリーな設計になっています。さらに、E.P.S mobile cube蓄電池容量は0.52kWhとなっていますが、充電方法がACコンセントのほかに3種類と非常に充実しています。
オプションの急速充電器と太陽光発電パネルでの充電に加え、シガーソケットチャージャーで自動車からも充電OKです。停電や災害の被害規模次第で、確保できる電源はその都度状況に併せて変わってきますので、さまざまな電力源を活用できる点は大きなプラスポイントと言えますね。なお、ジェドスタイルは、E.P.S mobile cubeとE.P.S mobile POWER STATIONのほか、軽量のE.P.S mobile 、超軽量・小型のE.P.S mobile miniもラインナップしています。
型式 |
D/CUBE-1.0 |
蓄電池容量 |
0.52kWh |
サイズ |
W336 × D336mm × H233 |
質量 |
11kg |
出力 |
0.4kVA |
保証 |
無償1年 |
希望小売価格(税抜) |
オープン価格 |
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容量2.0kW以上のスタンドアローン・ポータブル蓄電池8選
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据え置きの定置型やキャスターつきで移動できる可搬型がありますが、ここでは代表的なスタンドアローン蓄電池を8モデル紹介していきます。
- ニチコン「ESS-P1S1」
- エリーパワー「POWER YIILE 3」
- パナソニック「LJSF35」
- 新潟電子工業「プロユースモデル」
- 荏原実業「EJ-POWER AP500」
- プライム・スター「HUG5100」
- オーバービュー「PowerGate JAPAN 7000」
- ジェドスタイル「E.P.S mobile POWER STATION」
ニチコン「ESS-P1S1」
「ESS-P1S1」は、家庭用蓄電池を語る上では外せない蓄電池メーカーである、ニチコンのスタンドアローン蓄電池です。ニチコンは、なんと家庭用蓄電池の累計販売台数が国内No.1であり、蓄電池業界で知らない人はいないメーカーです。ESS-P1S1のようなスタンドアローン蓄電池はもちろん、ハイブリッド蓄電池からV2Hに至るまで、ニチコンの蓄電池はラインナップが非常に充実しています。
ESS-P1S1の蓄電池容量は2.0kWhで、出力としてACコンセントが2口備わっています。エリパワーのPOWER YIILE3と同じく、キャスター付きでサイズもコンパクトなため、移動させて使用する際にもストレスを感じません。ただ、定格出力が1kVA・800Wと、上記で紹介した2機種よりも若干小さくなっています。保証期間は無償で10年間提供されるため、その点は安心できます。
型式 |
ESS-P1S1 |
蓄電池容量 |
2.0 kWh |
サイズ |
W250mm × D380mm × H550mm |
質量 |
約38kg |
出力 |
1.0kVA 800W |
保証 |
無償10年 |
希望小売価格(税抜) |
550,000円 |
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エリーパワー「POWER YIILE 3」
小型から大型まで幅広く蓄電池を開発する国内メーカーのエリーパワーからは、スタンドアローン蓄電池「POWER YIILE3」が用意されています。POWER YIILE3は、エリーパワーが2010年に初めて発売した屋内用の可搬型蓄電池の3代目となるモデルです。蓄電池容量は従来モデルと変わらない2.5kWhをキープしながら、約20%の小型化と軽量化に成功しているため、コンパクトで設置スペースを取りません。
また、軽量かつキャスター付きの可搬型蓄電池なので、別の部屋で使いたい時に移動がらくちんで便利です。電気を使うためのACコンセントは2口用意があり、充電は家のコンセントにプラグを刺すだけで簡単にできます。加えて、POWER YIILE3は太陽光発電パネルから直接充電することも可能です。
製品サポートの面では、スマホやタブレットで蓄電池の充電残量や充放電・電力使用状況などを見える化できる「エリークラウド」が利用できます。さらに、「パワーイレ・スリーごあんしんサービス」も提供されており、POWER YIILE3の稼働状況をエリーパワーがモニター、異常があったらお知らせまでしてくれる徹底ぶりです。製品保証も無償で3年、有償なら10年までの延長保証に加入できるため、POWER YIILE3は十分長く安心して利用ができる蓄電池と言えるでしょう。
型式 |
PPS-30 |
蓄電池容量 |
2.5kWh |
サイズ |
W320mm × D585mm × H514mm |
質量 |
約52kg |
出力 |
1.5kVA |
保証 |
無償3年、有償で10年に延長可 |
希望小売価格(税抜) |
- |
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パナソニック「LJSF35」
エアコンやテレビなどの家電製品でよく知られるパナソニックからも、「LJSF35」というスタンドアローン蓄電池が展開されています。パナソニックは、蓄電池と相性の良い住宅用太陽光発電でも、国内トップシェアを誇るメーカーです。加えて、エネループを始め電池業界においても世界を代表するメーカーであるため、家庭用蓄電池も当然ながら取り扱っています。
LJSF35は、従来モデルのLJ-SF50Bからアップデートされた新機種で、2021年1月に発売されました。蓄電池容量が3.5kWhと小型のスタンドアローン蓄電池では容量が大きく、停電が起こったとしてもある程度の時間をしのげる設計になっています。LJSF35の特徴的なポイントは、ACコンセント2口に加えて、スマホやタブレット充電を考えて充電用USBコンセントを4ポート搭載している点でしょう。
ACコンセントで照明や電気ケトルを使いながら、スマホの充電も同時にできるので、非常時の備えとして活躍を期待できます。また、充電・放電時間のタイマー設定が可能なので、電気料金の安い深夜に充電した電力を日中に使うことで電気代の節約にも役立つでしょう。このほか、LJSF35は震度6強でも蓄電池本体が倒れないほど、耐震性が非常に高い安心設計です。加えてLJSF35には、機器瑕疵保証と蓄電容量保証がいずれも無償で10年間付与されます。
型式 |
LJSF35 |
蓄電池容量 |
3.5 kWh |
サイズ |
W240mm × D625mm × H598mm |
質量 |
約60kg(固定スタンド付:約65 kg) |
出力 |
1.5kVA |
保証 |
無償10年(機器瑕疵保証・蓄電容量保証) |
希望小売価格(税抜) |
1,260,000円 |
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新潟電子工業「プロユースモデル」
照明や電源製造を中心に事業展開する新潟電子工業からは、工事現場や避難所などでも使えるパワフルなポータブル蓄電池「プロユースモデル」が販売されています。3.2kWhとポータブル蓄電池の中では大容量ながら、出力電力も2.1kVAと十分なパワーがあるので、高圧洗浄機や切断機など電動工具の使用も安心です。電源が取れない場所での作業はもちろん、災害時の救助活動や避難所設営でも役立ちます。
特に、停電時に主に使われるディーゼル発電機は、サイズが大きく持ち運びに向かないばかりか、排ガスも発生するため屋内での使用ができません。その点プロユースモデルは、リチウムイオンバッテリーを採用しているのでコンパクトで排ガスも発生しません。さらに、ディーゼル発電機と比べてかなり低騒音なので防音対策が不要で、騒音を気にせずに夜間でも屋内作業を進められる点も評価できます。
また、高速充電に対応しており、充電時間が満充電まで3時間と短い点も嬉しいポイントとなっています。午前中に使った後でも、お昼休憩で充電しておけば継続しての利用もOKですね。本製品は丸紅エネブル蓄電池が、メーカー公認の蓄電池販売店として販売していますので、安心してご購入いただけます。気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。
型式 |
- |
蓄電池容量 |
3.2kWh |
サイズ |
W503mm × D254mm × H409mm |
質量 |
約31kg |
出力 |
2.1kVA |
保証 |
- |
希望小売価格(税抜) |
- |
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荏原実業「EJ-POWER AP500」
「EJ-POWER AP500」は、荏原実業が展開する大容量かつコンパクトなポータブル蓄電池です。荏原実業は、省エネ・水処理・空調など環境保全を軸に事業展開する会社で、近年では蓄電池も取り扱っています。それが「EJ-POWER」という蓄電池シリーズですが、このたび今回紹介するAP500という新モデルが追加されました。
EJ-POWER AP500は、蓄電池容量が5.12kWと据え置きの家庭用蓄電池並みで、ポータブル蓄電池の中でもかなりの大容量になっている点が特徴的です。さらに、これだけの容量帯でありながら、蓄電池本体のサイズが他メーカーのポータブル蓄電池と変わらないほどコンパクトに仕上がっています。これなら置き場所に困らないですし、キャスターもついているので移動して使いたい時にも便利です。
また、EJ-POWER AP500はACコンセントからの充電はもちろん、オプションで用意されている太陽光発電パネルからの充電もできます。災害時などは停電が長引くこともありますが、そういった場合でも安心でしょう。このほか、バッテリーにはリン酸鉄リチウムイオンを採用しており、安全性とともにサイクル数も6,000サイクルと長寿命である点も魅力の1つとなっています。
型式 |
AP500 |
蓄電池容量 |
5.12kWh |
サイズ |
W286mm x D559mm x H691mm |
質量 |
76kg |
出力 |
2.0kVA |
保証 |
無償3年 |
希望小売価格(税抜) |
オープン価格 |
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プライム・スター「HUG5100」
LED照明やエネルギーマネジメントシステムといった、省エネ関連事業を手がけるプライム・スターもポータブル蓄電池を販売しています。その蓄電池が「HUG5100」ですが、蓄電池容量が5.12kWhとコンパクトなデザインからは想像もできないほどの大容量です。停電になってもかなりの時間をしのげるので、バックアップ電源として十分すぎるほどの活躍を期待できます。
また、荏原実業のEJ-POWER AP500と同様に、別売りの太陽光発電パネルと接続することで何度も充電が可能です。組み合わせて導入することで、停電時の備えが非常に心強いものになるでしょう。さらに、HUG5100はUPS機能を搭載しています。停電になってからわずか0.02秒で自動的に給電元をコンセントから切り替えてくれるので、すぐに電気機器への給電が可能です。
そのため、停電によるデータ欠損などのリスクのあるパソコンやサーバーなど、ほんの一瞬でも電源が止まることの許されない電気機器で大いに役立つでしょう。また、備え付きのキャスターで移動も楽ちん、操作もタッチパネルで直観的にできるので、HUG5100は使い勝手の良いポータブル蓄電池と言えます。
型式 |
PR-HUG-5100BK |
蓄電池容量 |
5.12kWh |
サイズ |
W286mm x D559mm x H691mm |
質量 |
80kg |
出力 |
2.0kVA |
保証 |
無償3年 |
希望小売価格(税抜) |
オープン価格 |
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オーバービュー「PowerGate JAPAN 7000」
オーバービューはポータブル蓄電池を製造販売するメーカーで、大容量のポータブル蓄電池「PowerGate JAPAN 7000」を取り扱っています。PowerGate JAPAN 7000の最大の特徴は、なんといっても他メーカーでも目にすることはないほど桁違いに大きな蓄電池容量です。なんとほぼ7.0kWhの6.961kWhと、ポータブル蓄電池では国内最大級の蓄電池容量を誇っています。また、PowerGate JAPAN 7000はキャリーケース形状になっているため、重量はあるものの女性でも運搬するのが非常に簡単です。
これだけの蓄電池容量で持ち運びも楽となれば、停電時の備えとしてはもちろん、屋外でのレジャーやイベント、災害時の避難所などでも活躍してくれること間違いなしでしょう。このほかの特徴として、PowerGateJAPAN 7000に業界初で搭載されている、自動消化システムが挙げられます。バッテリーが過充電や漏電などの何かしらのトラブルによって発火したとしても、本体内部の温度が170℃になると二酸化炭素と窒素を放出、自動で消化してくれるのです。もともとバッテリーには安全性の高いパナソニック製を採用しているので、発火などの恐れは基本的に心配ありませんが、さらに安心安全設計のポータブル蓄電池となっています。
また、PowerGateJAPAN 7000はコンセントからの充電に加えて、オプション設定の太陽光発電パネルでも充電OKです。加えて、80ポートと120ポートのUSBポートもオプションで用意されているので、公共施設や事業所などに設置するにも向いています。なお、オーバービューはキャリーパワーステーションシリーズのポータブル蓄電池を展開しており、PowerGate JAPAN 7000はその1モデルです。PowerGate JAPAN 7000のほか、蓄電池容量3.646kWhのPowerGate JAPAN 3600、UPS機能のついたPowerGateJAPAN 3600Uもラインナップしています。
型式 |
PGJ - 7000 |
蓄電池容量 |
6.961kWh |
サイズ |
W560 × D450mm × H240 |
質量 |
43kg |
出力 |
- |
保証 |
無償1年 |
希望小売価格(税抜) |
オープン価格 |
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ジェドスタイル「E.P.S mobile POWER STATION」
エクステリアや商業ディスプレイを中心に事業展開するジェドスタイルですが、近年は防犯・防災事業にも力を入れています。その1つがポータブル蓄電池「E.P.S mobile 」シリーズで、蓄電池容量2.56kWの「E.P.S mobile POWER STATION」は最大容量のモデルです。ポータブル蓄電池としては十分な蓄電池容量で、スマートフォンの充電のほか停電時にさまざまな電化製品を稼働できます。さらにE.P.S mobile POWER STATIONは、他のE.P.S mobile シリーズのポータブル蓄電池を連結して、電力のバケツリレーが可能な点が大きな特徴です。
E.P.S mobile POWER STATIONの電池残量がなくなっても、E.P.S mobile シリーズ製品を持ち寄って接続することで、そのまま継続して電化製品への給電ができます。加えて、太陽光発電パネルを接続しての直接充電ができるので、併せて利用すれば停電時の備えがより万全なものになるでしょう。なお、E.P.S mobile シリーズのポータブル蓄電池は、最大で4台まで接続OKです。また、E.P.S mobile POWER STATIONはUPS機能を搭載しており、停電になったときに0.01秒で給電先を自動切り替えしてくれます。停電時の操作が不要で助かりますし、電源を落とせない電化製品を接続していても安心です。このほか、キャスター付きで移動が簡単な点もE.P.S mobile POWER STATIONを評価できるポイントの1つとなっています。
型式 |
D/PST-100 |
蓄電池容量 |
2.56kWh |
サイズ |
W775 × D650mm × H285 |
質量 |
78kg |
出力 |
1.5kVA |
保証 |
無償1年 |
希望小売価格(税抜) |
オープン価格 |
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コロナワクチン冷凍庫対応のポータブル蓄電池3選
2020年から全世界で猛威を振るっている新型コロナウイルスですが、2021年に入ってワクチンの開発・承認が進み、世界各国でワクチン接種がスタートしました。そこで注目を集めているのが、ポータブル・スタンドアローン蓄電池です。コロナワクチンは低温冷凍庫で保管する必要があるので、停電に備えてポータブル蓄電池をバックアップ電源として導入する自治体や医療機関が増えています。ここでは、そんなコロナワクチン冷凍庫に対応した以下の3つのポータブル蓄電池を、1つ1つ詳しく紹介していきます。
- コネックスシステムズ「PEシリーズ」
- YAMABISHI「YSBシリーズ」
- ナユタ「CUBOX」
コネックスシステムズ「PEシリーズ」
コロナワクチン冷凍庫対応の蓄電池としてまずチェックしておきたい製品が、コネックスシステムズの「PEシリーズ」です。コネックスシステムズは、蓄電池を中心に開発するエネルギーベンチャー企業です。超低温冷蔵庫は、起動時に誘導負荷により大きな電流が流れるため、通常のポータブル蓄電池では対応できないことがほとんどです。
その点PEシリーズは、定格出力1,500W、最大出力4,500kWの高性能インバーターを搭載しているので、問題なく対応できるようになっています。PEシリーズ最大の特徴は、BIND Batteryというコネックスシステムズが特許を取得している蓄電池を搭載している点でしょう。BIND Batteryは、リチウムイオン蓄電池と鉛電池を並列接続することで、リチウムイオン蓄電池の弱点である温度特性などをカバーする技術を活用した蓄電池です。
これにより、リチウムイオン蓄電池の優れた充電効率に加えて、過充電による熱暴走を防ぎつつ低温での放電も可能な蓄電池となっています。どんな環境でも安全かつ効率的に蓄電池を使えるので、コロナワクチン冷凍庫のバックアップ電源として利用するのにも安心です。また、大型キャスター付きの可搬型蓄電池なので、コロナワクチン接種会場への移動が必要になっても大丈夫です。蓄電池からの出力は、背面のコンセントが2口用意されています。
保証期間も10年と、コロナワクチン用冷凍庫のバックアップ電源としての役目を終えた後も、別のバックアップ電源として長く使っていけるでしょう。なお、対応している超低温冷蔵庫メーカーは、日本フリーザー社、PHC社、EBAC社、カノウ冷機社の4社となっています。
型式 |
BB004PE4 |
蓄電池容量 |
4.0kWh |
サイズ |
W400mm × D650mm × H595mm |
質量 |
約140kg |
出力 |
1.5kW |
保証 |
10年 |
希望小売価格(税別) |
1,500,000円 |
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YAMABISHI「YSBシリーズ」
蓄電池など各種電源装置を手掛けるYAMABISHIの「YSBシリーズ」も、コロナワクチン冷凍庫対応のバックアップ電源として注目が集まめている蓄電池の1つです。YSBシリーズは蓄電池容量が8.2kWhと大容量であることとともに、追加で蓄電池ユニットを増設できるという特徴を持っています。本体の蓄電池に加えて、蓄電池ユニットを最大で4台も増設が可能です。そのため、合計41kWhの大容量で長時間バックアップにも十二分に対応可能です。
当然ながら、出力も最大出力も5kVAと、コロナワクチン用冷凍庫に対応できる設計になっています。また、YSBシリーズは長時間UPS機能を備えており、一般的なUPSよりもバックアップ時間が長時間な点もメリットの1つです。通常のUPSで持つ時間は8分〜10分ほどですが、YSBシリーズは通常運転の負荷で1時間以上、軽負荷の場合は24時間以上も継続運転が可能になっています。
停電時のバックアップ電源としては、非常にありがたい機能です。このほか、YSBシリーズはメンテナンスお知らせ機能で、蓄電池の残り寿命の目安も教えてくれます。蓄電池温度をセンシングして、劣化量を計算して寿命を算出しているため、メンテナンスや交換時期がわかって便利でしょう。YSBシリーズには、通路などの狭い空間への設置に向いたスリムタイプと、移動が容易なキャリータイプの2タイプがあります。用途や使用場所によってタイプを選べるのは、嬉しいポイントの1つですね。
タイプ |
スリムタイプ |
キャスタータイプ |
型式 |
YSB-5K |
YSB-5KC |
蓄電池容量 |
8.2kWh |
8.2kWh |
サイズ |
W1150mmm × D290mm × H1270mm |
W750mm × D600mm × H1000mm |
質量 |
435kg |
435kg |
出力 |
5kVA |
5kVA |
保証 |
-(期待寿命10年) |
-(期待寿命10年) |
希望小売価格(税別) |
1,830,000円 |
1,900,000円 |
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ナユタ「CUBOX」
上記でCUBOX miniを紹介したナユタからは、コロナワクチン用冷凍庫対応のポータブル蓄電池として「CUBOX」も展開されています。そもそもCUBOX miniは、CUBOXをベースに小型化されたモデルの蓄電池です。そのため、CUBOX miniと同様に出力される電源波形が安定的なため、精密機械でも使用できる特徴を持っています。
また、CUBOXは3.3kWhと2.2kWhと、蓄電池容量の異なる2つのモデルをラインナップしている点も魅力的なポイントです。そのため、利用シーンや設置場所など、ニーズに応じて好きな蓄電池容量を選べます。このほか、蓄電池を含めた部品がすべて日本製で安心、キャスター付きなので移動も便利といった点もCUBOXのメリットです。
CUBOXは、もともと医療機器用可動式電源として開発された、同社の「Mobil C2 Power - Medeical」をベースに設計された蓄電池です。そのため、コロナワクチン用冷凍庫にも安心して使うことができるでしょう。
型式 |
IPAC-C-1500-U-LiT4-K |
IPAC-C-1500-U-LiT6-K |
蓄電池容量 |
2.2kWh |
3.3kWh |
サイズ |
W260mm x D724.4mm x H512mm |
W60 mm x D724.4mm x H512mm |
質量 |
53kg |
68kg |
出力 |
1.5kVA |
1.5kVA |
保証 |
無償1年 |
無償1年 |
希望小売価格(税別) |
- |
- |
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V2Lシステム(車両接続型電源)2選
最後に、電気自動車に搭載されている蓄電池を、ポータブル蓄電池のように使えるようにできるV2Lシステムを紹介します。V2L(Vehicle to Load)システムは、電気自動車やプラグインハイブリッド車に接続することで、電力を出力するシステムのことです。ここでは、以下の2つのV2Lシステムについて詳しくチェックしていきます。
- ニチコン「Power Mover」
- 新潟電子工業「NE-V2L1000-1B/Y」
ニチコン「Power Mover」
V2Hを世界で初めて開発したニチコンからは、V2Lシステム「Power Mover」が提供されています。Power Moverの特徴は、なんといっても操作性が非常に簡単である点にあります。使い方は、次の3ステップだけです。
- Power Moverの給電コネクタを電気自動車の給電口に接続
- Power Moverの開始ボタンを押す
- 使いたい家電製品をPower Moverのコンセント口に差し込む
直観的に使えるので、誰でも簡単に取り扱えて安心でしょう。出力のACコンセントは3口あり、最大出力は合計で4.5kWです。トランクケースのように、キャリーバーとキャスターが付いているので、持ち運びもらくちんです。非常時はもちろん、工事現場や野外イベント、アウトドアなどさまざまなシーンで活躍してくれるでしょう。なお、対応車種はこちらから確認できます。
型式 |
VPS-4C1A |
蓄電池容量 |
-(自動車による) |
サイズ |
W631mm × D500mm × H305mm |
質量 |
38kg |
出力 |
4.5kW |
保証 |
- |
希望小売価格(税別) |
650,000円 |
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新潟電子工業「車両接続型電源」
ここまで2つのモデルのポータブル蓄電池を紹介してきた新潟電子工業ですが、「車両接続型電源」というV2Lシステムも展開しています。車両接続型電源の特徴は、電気自動車に限らず普通のガソリン自動車からでも電力を使える点でしょう。どんな自動車でも使えるので、電気自動車をお持ちでない方でも利用できるのは嬉しいポイントです。
ただ、自動車のバッテリーに直接接続して使うため、ボンネットやトランクを開ける必要があります。とはいえ、付属の専用クリップでバッテリーの電極に接続するだけで、工具は不要なのでそこまで難しくありません。出力用のACコンセントは、2口用意されています。また、過電圧保護など6つの安全保護機能を備えているので、安心して使える点も評価が高いです。なお、使える電力量は車種によって異なるので、事前にチェックしておく必要があります。
型式 |
NE-V2L1000-1B/Y NE-V2L1000-2B/Y |
蓄電池容量 |
-(自動車による) |
サイズ |
W424mm × D173mm × H340mm |
質量 |
約10kg |
出力 |
1,000VA |
保証 |
- |
希望小売価格(税別) |
- |
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ポータブル・スタンドアローン蓄電池は選択肢がたくさん
ポータブル蓄電池やスタンドアローン蓄電池は、蓄電池容量こそそこまで大きくないものの、コンパクト・軽量・設置工事不要で手軽に導入できるメリットがあります。非常時の停電対策はもちろんのこと、持ち運びもできるのでキャンプやフェスなどアウトドアのシーンでも活躍を期待できる製品です。
また、コロナワクチン用冷凍庫のバックアップ電源としても、ポータブル蓄電池の導入は増えています。ほんの一部ではありますが、ここでは厳選したポータブル蓄電池24機種を詳しく紹介しました。用途や目的に応じて、最適な蓄電池を選べるようにそれぞれの機種の特徴をよく理解しておきましょう。
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